このところ試合への参加や雨天などが続いていましたが、6月5日は久しぶりにホームコートであるレンハン小区コートでの練習になりました。晴天で30℃越えの暑い中、がちょうのみんなは頑張りましたよ。
そして6月6日の練習は屋内コートで行いました。来週の日曜日開催のGRID2大会には、がちょう初の2チームが参戦しますので、一層気合を入れて練習しました!
【今週の超大作激走ルポ part2】
1月25日にレポートを投稿した長寧区蘇州河沿いのランニングコースですが、レポートはコース東端のスタート地点から西方向(虹橋空港方面)に向かって10km進んだところまでとなっていました。
https://blog.hatena.ne.jp/gacho_shanghai/gacho-shanghai.hatenablog.com/edit?entry=26006613671003097
そして、さらに西方面のレポートについては続編をご期待下さい、という感じで纏めていました。(特にご要望は無かったのですが。。)ずっと気になっていましたので、更に西方向に走ってみた結果をレポートします。最後は放浪というか道に迷ってグダグダになってしまいましたが、これがリアルなのでご興味のある方、ご覧ください。
尚、がちょうブログは最近テニスブログでは無くマラソンブログでは無いかとの疑念の声も聞こえてきますが、写写丸は大きな気持ちで無視しますよ!
さて今回のレポートの走行距離は5km弱と少しもの足りませんね。という事で終点の「生態緑道」のゲートを出てさらに走ってみることにしました。
走り終えてあとから地図アプリの軌跡を見ましたが、コース終了後のルートは迷走してますねえ。空港の南側の先端に向かって走っていたつもりが引き返しています。。写写丸の方向音痴が露呈しました。。
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さて今回のpart2企画、正直ちょっとぱっとしない内容になってしまいました。そう言えば1970年代以降、ヒットした映画の続編もよく作られますが、イマイチのことも多数。。。
最近は続編ありきの映画の企画が多いので、続編になったら急に予算がダウンしてショボくなる、という事も減りましたが、昔は続編など考えずに映画が製作されていたのだと思います。良い時代だったなあ。(なので、予想外のヒット作の続編を無理やり作る際、1作目で死んでしまった主人公の双子の弟が突然登場!(「男たちの挽歌Ⅱ」)したり、やはり前作で死んでしまった主人公の残された血液からクローンとして復活!(「エイリアン4」)といった苦しい設定が登場します(笑)。)
映画好きの写写丸としては、今回のブログとは違って大成功した(映画の)part2を紹介!とも考えたのですが、その企画もイマイチなので、ひねったところで直接の続編では無いけど続編として公開された傑作映画を紹介する事にします。ちょっとマイナーな映画達ですが、絶対面白いですヨ。(あくまでも個人の感想です)
その1;「サスペリア」と「サスペリアpart2」
「サスペリア」は1977年製作のイタリア製オカルト映画。「決してひとりでは見ないで下さい」のキャッチコピーと共に当時日本でも大ヒットしました。ローマにある全寮制バレエ学校に転校してきたアメリカ人女性が出会う恐ろしい物語、魔女がテーマになった映画で、赤や青といった原色がちりばめられた特徴ある映像が魅力な傑作です。写写丸も何度も観ました。
https://www.youtube.com/watch?v=TXu_bX9EAb8
で、大ヒットの余勢をかって「サスペリアpart2」が直ぐに日本公開されたのですが、、、これは「サスペリア」の2年前の1975年に製作されたスリラー映画でオカルトでもホラー映画でもありません。もちろん「サスペリア」とは全く関係がありません。日本の映画配給会社が勝手に続編のタイトルを付けたのです。
が、ところがこいつが大傑作だったのです!!
夜の街角で偶然女性が殺されるところを目撃したピアニストが犯人を追う事になる、
という映画で、確かにこの映画でも魔女と言う言葉が出てはいましたがストーリーには関係しません。しかし「サスペリア」同様、イタリアのプログレサウンドが鳴り響く中、映画史上稀にに見るどんでん返しから、衝撃のラストへなだれ込む展開に、高校時代の深夜放送で偶然出会った写写丸はひっくり返ったのでした。浜村淳が解説していたなあ。
https://www.youtube.com/watch?v=FCpIzGvy6XI
因みにこの映画の原題はprofondo rosso(深い赤)というのですが、社会人になり、イタリアの会社と仕事をする事になったとき、イタリア人担当者に「マイフェイバリットムービーはprofondo rossoだ」と言った途端、実はマニアックだった担当者と大の仲良しになったのは良い思い出です。
その2;「ハロウィン」と「ハロウィンⅢ」
「ハロウィン」は1978年のアメリカ製ホラー映画。ハロウィンの夜(公開当時はハロウィンが何なのか殆どの日本人は知らなかったと思います)に、マスクをかぶった殺人鬼ブギーマンが無差別殺人を行う、という映画で、このマスク姿のブギーマンは「13日に金曜日」に出て来るアイスホッケーマスクをかぶったジェイソンと双璧となるホラー映画のアイコンとなりました。
で、低予算で製作された「ハロウィン」はセンスの良い演出と監督自身が手掛けるテンポの良いシンセ音楽、ブギーマンというキャラクターが受け、世界中で大ヒット、続編が今も作り続けられる事になったのです(今のところの最新作は2018年製作)。
https://www.youtube.com/watch?v=T5ke9IPTIJQ
続編群の主人公(というか悪役)はもちろんホラーアイコンであるブギーマンなのですが、何故か1982年製作の「ハロウィンⅢ」だけにはブギーマンは出て来ません。殺人鬼や幽霊、ゾンビといった目立つ悪役も登場しません。謎の秘密結社がハロウィン用のかぼちゃマスクを製造販売、子供がそれを被って遊ぶのですが、テレビを通じてある映像が流れると、マスクを被った子供達が謎の死を遂げる仕様になっていて、それに気づいた主人公が何とか食い止めようとする、というストーリーなのです。このあらすじにケルト文化とストーンヘンジとアンドロイド(ロボット)がごちゃごちゃにまぶされる、もの凄い安い作りの映画なのですが、舞台となるアメリカの田舎町の夜のムードが良く、テレビで流れるかぼちゃマスクのCMソングも耳に残る名曲で、ついついはまってしまうのです。ただ折角のアイコンを使わなかったこの映画の興行は大惨敗(日本ではビデオ公開のみ)、さすがに製作者も懲りたらしく、その後はおとなしくブギーマンをフィーチャーした映画を作り続けています。
https://www.youtube.com/watch?v=kk8QJdD5ExE
「男たちの挽歌」は1987年の香港映画。香港の裏社会に生きる男たちの生きざまを滅茶苦茶格好よく描いたアクション映画で、チョウ・ユンファはこの映画をきっかけに世界的なスターになり、監督のジョン・ウーもハリウッドへ進出する事になった傑作大ヒット映画です。主人公を演じるユンファが滅茶苦茶格好良いのですが、映画のラストのもの凄い銃撃戦で死んでしまい、観客達を男泣きさせたのでした。
https://www.youtube.com/watch?v=rxUsyaKGoT8
で、続編「男たちの挽歌2」を作る際に困ってしまい、上記のように双子の弟が登場するという苦しい設定となったのでした(映画は悪く無かったです)。。。
「男たちの挽歌2」のラストでもまたまた大銃撃戦となり、主人公と仲間たちは銃弾を浴びるわ、最後は警察が乗り込んで来るわで、これはもう続編は無いだろうと思っていたのですが。。。
ひっそりと日本公開されました「アゲイン/男たちの挽歌Ⅲ」。でもこれは日本ででっち上げた続編では無く、主人公はもちろんチョウ・ユンファで、原題も「英雄本色3」と正式な続編なのですが、どういう設定なのかと言えば、ラストで亡くなる1作目の前日談と来ましたヨ。ただ主人公のみならず、第1作の主要キャラ数名も登場するのですが、キャラクターが同じというだけで、パラレルワールドの話なのかな、と思えるほどにこの人たちが第一作に繋がっている様に感じらないのです。
ではこの映画が駄作なのかと言えば、いえいえまたまた男泣きを誘う男の友情(に加え愛情も出て来る)映画なのです。ただ「男たちの挽歌」シリーズと考えなければ良いのです。
今回の舞台は何とベトナム戦争中のサイゴン、そこで暮らす(主に裏世界に生きる)華僑の人達の物語なのです。ベトナムへの侵攻失敗はアメリカの政治的・文化的な挫折の象徴であり、ベトナム戦争を舞台にしたアメリカ映画が多く製作されてきました。「ディア・ハンター」を始め傑作も多数で、ベトナム戦争の前線にいたアメリカ軍兵士の物語はアメリカ映画で良く目にしていたのですが、華僑(というかアメリカ人以外)が主人公のベトナム戦争映画を初めて観、アメリカ映画が描かなかったベトナムがあった事を初めて知りました。
時任三郎が悪役として登場(日本人役では無く華僑の役で広東語を喋ります)するという謎がありますが、手に汗握る大盛り上がりのラストで流れる歌が、近藤真彦の「夕焼けの歌」の中国語版!!
[Trailer] 英雄本色 III ( A Better Tomorrow III ) - YouTube
かなりマイナーな映画ばかりを紹介する事になりましたが、もし機会があれば是非ご覧ください。
がちょうテニスサークルは上海、虹橋地区、天山路水城路の仁恒河浜花園というマンションの敷地内の コートで土日に練習をしている十数名のこじんまりとしたテニスサークルです。
関心のある方はご見学されては如何でしょうか?
メールアドレス;gacho_shanghai@yahoo.co.jp