「雨が降ってもサンサンサン~♪ チックショー天気が憎い!!」写写丸です。今回、下品なひとことからスタートしてしまいスミマセン。梅雨だから仕方ありませんよね。
でもがちょうの面々は今週も梅雨に負けてはいませんよ!
ということで7月3日の模様から。
そして7月4日の模様です。
ここで、がちょうの皆さんがずっと感じていた小さな疑問が本日解決した事を報告します。
【今週の東京オリンピック直前連動企画】
何とか開催される運びとなった東京オリンピックに無理やり連動する、今回の写写丸のひとことコーナーなのですが、「連動種目」が何か?と言えば、テニスは勿論、写写丸得意のマラソンも皆さんよくご存じの種目ですから違いますヨ。
という事で、今回まだ歴史の浅いスポーツであるトライアスロンをご紹介します。何故トライアスロンなのかと申しますと、実は写写丸、上海赴任のはるか以前、1995年頃の数年間、トライアスロンをすこしかじった事があったのです(遠い目。。)。そして先日二十数年振りに上海で大会に参加した事、オリンピック種目でありテレビで観戦される機会があるかと思い、この強引な連動企画を思いついたという次第なのです。
さてトライアスロンは1970年代にアメリカで始まった、水泳・自転車・長距離走の3種目をこの順番で連続して行う競技です。(よく種目の順番を聞かれるのですが、体力を消耗すると危険な種目を先に済ませようという事なのだと理解しています。)
また、これもよく聞かれるそれぞれの種目の距離ですが、実はいろいろあって
1.スタンダード・ディスタンス(オリンピック・ディスタンス)
スイム1.5km・バイク40km・ラン10kmの合計51.5km
2.ロング・ディスタンス(アイアンマンの例)
スイム3.8km・バイク180km・ラン42.195kmの合計約226km
が代表的なのですが、マラソンの様に決まっておらず大会によって自由に決めています。
また、距離や環境が影響する為、大会記録はあっても世界記録(マラソンなら現在の世界記録は2時間1分39秒)という表現もありません(と思います)。
「トライアスロン」と言えば、競技時間が10時間を超える後者;ロング・ディスタンス(≒アイアンマン)のイメージが強いのですが、実際には前者;スタンダード・ディスタンスが主流です。また、この距離であればエリート選手なら2時間弱、アマチュアでも3時間前後で完走できるので、アマチュアが4時間を切るのが目標となるフルマラソンより負荷の少ない競技と言えるかもしれません(いろいろな筋肉に負担が分散するので短時間で終わるのかもしれませんが)。ので、実は敷居はそれほど高くないのです。
写写丸がかじっていた1990年代は日本のトライアスロンの黎明期で、町おこしの為に各地で大会が始まりました。水泳の場所(海や湖)、自転車、ランニングの為の道路の占有という立地の難易度から都会での開催が難しく、地方での開催に適している為です。特に10時間も道路を占有する必要から、ロング・ディスタンスの大会の開催は難しく、日本では現在4大会しか開催されていません(ので申し込んでも当選するのが難しいとの事です)。
トライアスロンは2000年のシドニー大会からオリンピックの正式種目となりましたが、その際にコースの確保やテレビの中継時間の関係で51.5kmという距離が決まり、その後名称を含めこの距離が世界的に一般化しました。
さて、先日写写丸が出場した大会はオリンピックと同様、スタンダード・ディスタンスであった事から、当日の写真を交え各種目の模様を(アマチュアとエリートの違いも交え)紹介します。
先ずは1.5kmの水泳から。
トライアスロンの水泳と言えば、ウェットスーツのイメージがあると思いますが、当日の水温により着用の許可が出されます。ウェットスーツは保温力だけでなく、浮力もある為、着用したほうが早く泳げるのです(そして着用していると沈まないのでとても安全なのです)。
そして次は40kmの自転車です。
トライアスロンだけでなく、自転車競技では風の抵抗を避ける為にグループでの走行を行うのですが、走行中どれぐらいの風の抵抗があるのかご存知でしょうか?走行中の自動車の窓から手を出すと感じる風の抵抗が、速度が増すにつれて増す事は感じられていると思います。自転車の主な走行抵抗にタイヤの摩擦抵抗があるのですが、速度を増すにつれて風の抵抗が増し、時速16kmで風の抵抗が追いつき、時速30kmで全抵抗の82%が風の抵抗になるのです(風の抵抗は速度の2乗に比例して増加します)。従って自転車の速度を上げる、あるいは高速を持続して走るには風の抵抗を下げる事が最も重要になるのです。時速40kmで走行する際(エリートはもっと速い)、直前を走る選手から30㎝の距離で走ると、何と約2/3のパワーで走る事が出来る事から、エリート選手は先頭を交代しながら集団で走る事によりグループの速度を上げようとするのです(尚、ルールはありませんが、グループを形成した際、トップを走らないのはマナー違反です)。40kmを走行した際、すね毛を剃ると平均70秒のタイム短縮になるという自転車メーカーの実験結果もあるほど、空気抵抗の減少は自転車競技に重要なのです。
そして最終種目の10kmのランニング。
ランニングについては特に説明は必要無いと思いますが、エリート選手ではランニングは30分程度で終了しますので、1時間強を要する自転車競技でタイム差をつける事がレースのポイントと言えます(水泳は20分程度)。
そして感動のゴールイン。
トライアスロンはルールや機材(主に自転車)がどんどん変わる若い競技である事、アメリカ生まれだけあってその緩さも魅力なのです。
実は今週7月4日に常熟で大会があり、その出場後にこのブログをアップするつもりだったのですが、荒天の天気予報の為、9月に延期されたのです。前回はホントに久し振りの大会出場で準備・練習不足だったので、その後練習を重ねた成果(?)もこのブログに載せようと、捕らぬ狸の皮算用を考えていた写写丸なのでした。。チックショー。
【おまけ情報】
6月6日のブログの映画続編特集で紹介した「サスペリア」(第一作、1977年)が、
スターチャンネル2の7月1日(木)19:10~に放映されましたよ。引き続き9,17,25日にも放映されます。今回改めて見ましたが原色の光と音の洪水にまたまたしびれてしまいました。1時間半くらいの短い映画ですので是非ご覧ください。
【注意!】同時期に同名タイトルの映画(2018年)も放映されますが、これはイメージが全く違うリメーク作品ですので、1977年製作の方を観て下さい。
がちょうテニスサークルは上海、虹橋地区、天山路水城路の仁恒河浜花園というマンションの敷地内の コートで土日に練習をしている十数名のこじんまりとしたテニスサークルです。
関心のある方はご見学されては如何でしょうか?
メールアドレス;gacho_shanghai@yahoo.co.jp